こんにちは。
二週間前のガンバ戦は1-1の引き分けでした。
ベガルタのほうはウィルソンを怪我で欠きながら、最後の最後で柳沢が意地の得点を決めてくれました。
ベガルタにとっては、勝利に等しい勝ち点1でしたが、
優勝戦線にいるガンバにとっては負けに等しい結果だったでしょうね。
いやあ、ベテランの選手って、本当に厳しい状況でこそ、チームをひっぱってくれますよね。
ところで、ベガルタの試合は来週22日までお休みですが、
最近わたしは壇一雄の「火宅の人」を読んでいます。
本書は作家の代表作ですが、ほとんど私小説ですね。
作家自身のこと、作家の家族、恋人などのことが、まさに赤裸々に書かれています。
壇一雄は女優、壇ふみの父親としても有名ですが、本書を初めて読んでみてびっくり!!!
昔の作家は自由奔放でエキサイティングな生活を送っていたんだなあ、と毎日驚きながらページをめくることしきり。
というのも、壇は最初の妻に先立たれたあと、長男をともなって再婚します。
この再婚相手が壇ふみの母親ですが、彼女とほかにも子供を作ったあと、なんと女優と出奔します。
しかも、女優と関係を持った直後、壇は妻にそのことを打ち明けるんですよねーー。
婚外関係を告白した作家も作家なら、それに対して、「知ってますよ」と平然と答えた(らしい)作家の妻もさるもの。
いやあ、昔の人って、男にしろ女にしろ、ほんとうに肝が据わってる!!!
結局、壇は家を出て女優と同棲を始めますが、その後もなにかにつけて家に戻り、子供たちとは良好な関係を持ち続け、
その上、妻ともなんだかんだ関係がきれないまま過ごしていくんですよね。
壇は家族構成もさるものながら、交友関係も豪華絢爛で、どうやら太宰や坂口安吾、中也などと親しかったようです。
現在の作家は愛人と暮らしながら、四つの家計を支えつつ、しかも放浪癖があってしょっちゅう旅行に出る、などということは、なかなかできないでしょうね。
それだけに昔日の感はありますが、自分の情熱を力では抑えきれない男の哀愁みたいなものも滲み出ていて、ほんとうに面白いです。
長い作品なので、遅々として進まなくて困りますが。
そんなわけで、ベガルタの休みのあいだも有意義に過ごしています!!!
次のセレッソ戦は是が非でも勝たねばならないので、少しでも英気を養っておきましょう。
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