昨日のベガルタ戦は劇的な勝利で幕を下ろしました。
前半、梁の素晴らしいシュートの得点でリードしながらも、
後半30分過ぎに湘南、加藤望の直接FKで追いつかれてしまいました。
もっとも、このFKは敵ながら天晴れとしか言いようのない、完璧なキックでした。
さすがのうちの守護神、林も、そのキックの前には屈してしまいました。
その後、ベガルタは再び勝ち越し点を取ろうと、猛攻を仕掛けますが、無情にも時間は進んでいくばかり。
ついに連勝もストップかと思った矢先、ゴール前左サイドで関口がFKを貰いました。
FKのボールをセットした佐藤由紀彦は湘南の選手たちが中央にばかり集まっているのを目ざとく見破り、ファーにいた菅井めがけて、大きな弧を描くボールを蹴りました。
そこで待っていた菅井は、体全体で押し込むような泥臭いヘディングで、ボールをゴールマウスに押し込んだのです。
このゴールが決勝点となり、ベガルタは後半ロスタイムで湘南に引導を渡すという、まさに劇的としか言いようのない勝利を収めました。
この試合では、アウェイの試合だというのに、仙台からはたくさんのサポーターが駆けつけたので、
選手たちがホームかと見まごうような雰囲気で試合が進んだのではないかと思います。
手倉森監督も、決勝点をもたらすことになったFKに関して、
由紀彦が蹴るボールに、その後ろのサポーターたちが何かを吹き込んでくれた
と言ってますね。
選手たちの頑張りはいうまでもなく、サポーターと一丸となったチーム全体でもぎ取った勝ち点3だと思います。
それにしても、これでベガルタはついに四連勝を挙げることとなりました。
こうなると、夏場チームがあまりうまく行ってなかったことが嘘のようです。
この勝利によって順位も上がり、三位にまでなりました。しかも二位の山形までは勝ち点差がたったの一。
その上、山形は試合数が一試合多いので、実質ベガルタが二位と言っても過言ではありません。
この調子で一試合ずつ勝ち点を積んでいけば、二位で自動昇格を決めるのも夢ではありません。
あと残り八試合。全試合勝つ気で、スパートをかけていきたいと思います。