2009年2月アーカイブ

 

この頃よく読む本のジャンルに、対談があります。

 

最近読んだ対談本の中には、糸井重里の運営するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で出版している「経験を盗め」シリーズがあるのですが、これが結構おすすめです。

 

 

 

過去に「ほぼ日刊イトイ新聞」上で掲載された対談を本にしたものだと思うのですが、これが面白いの、面白くないのって。

まず、対談をする顔ぶれが魅力的なのです。

 

 

今思いつくだけでも、川上弘美(作家)、デューク更家(ウォーキングの達人?)、浅香光代(芸人?)などなど。

 

しかも、たとえば、川上弘美となにについて話すのかと言うと、そりゃあ、文学のことに決まってるじゃない、などと思ってはいけません。

 

なんと、虫について話すのです。

虫、

そう、昆虫の虫。

 

 

彼女は意外なことに、大学の生物科出身で、その後、高校かどっかで生物を教えた経験もあるという、筋金入りの虫好きなのです。

そして、そんな虫好き作家と虫について延々と話を繰り広げるのが、サイト運営者である糸井氏と昆虫学者の矢島稔氏。

 

 

話は子供の頃に虫を採ってきて、やれどうしたというような些細な話から、

どうやら江戸時代に虫を売ることを思いついた男がいて、そこから虫屋と言う商売が始まったらしい、

というような文化的な話まで、止まることを知りません。

 

 

話している人たちの話が盛り上がって、どんどん広がっていくくらいなので、読んでいるこちらも当然楽しい。

その上、虫屋に関するプチ知識を増えたりして、これぞ対談の醍醐味と言うものです。

 

 

そう、対談は読んで面白いだけでなく、結構専門的な知識も期せずして得ることが出来るのです。

 

 

 

ちなみに今、「ほぼ日刊~」では、オバマ氏の大統領就任を記念して?オバマ氏とアメリカをめぐる対談が掲載されています。

こういうのって、まさに「今」って感じなので、読んでみると面白いんじゃないかと思います。

日本にいるとわからない空気感のようなものが伝わってくるような気がします。

 

 

 

    ほぼ日刊イトイ新聞 http://www.1101.com/home.html

    オバマ大統領の就任演説を観ながら、冷泉彰彦さんに、なにかと訊く

    http://www.1101.com/reizei_akihiko/index.html

 

 

 

昨日は節分でした。

 

我が家では季節のイベントが普段から重要視されており、考えてみると、節分の日は毎年、早めに帰宅しています。

というのも、夕食後には幼い頃から決まって節分の儀式?が行われるからで、

今年も恒例の豆まきが行われました。

 

 

という予定だったのですが、

昨日はたまたま映画を観に出掛けたので、帰宅が遅くなってしまいました。

しかも、23日の日付を越えての帰宅。

それでも、一応、窓の隙間から落花生を庭に撒き、数十分遅れの節分を祝いました。

 

 

この節分の豆まきという儀式は追難(ついな)と呼ばれており、もともとは中国の儀式だったそうですが、これが日本の宮中行事となり、時代が下るにつれて、民間にも広まったようです。

 

豆まきは文字通り、難を追う、つまり、家の中にたまった邪気や瘴気を追い払う目的で行われています。

昨日の豆まきによって、我が家に居座っていた鬼もどうやらどこかへと逃げたんじゃないかと思います。

 

 

今年一年、邪気とは縁のない、健やかで楽しい日々を過ごしたいですね。

 

 

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