今夜はホームにての広島戦でした。
ホームに首位を独走する広島を迎えるというのと、かつて仙台で活躍していた佐藤寿人がやって来るというので、スタジアムは久しぶりに満員に迫る観客動員数。
やっぱりユアスタはこうじゃなくちゃ!
仙スタ( 今はユアスタですが)の魔物も、こうじゃないと、働いてくれませんよ。
仙台は新加入の斉藤とナジソンをスタメンに抜擢し、スリーボランチの布陣を取りました。
累積で出場停止の関口がいないので、斉藤と千葉直樹、富田が横に並んでの中盤です。
これが今日はかなり効いたのじゃないかと思います。
特に久しぶりにボランチとして出場した千葉は、横で斉藤がハードワークをしてくれるので、中盤でのボールカットに専念できたのじゃないかと思います。
もともとボールを奪うセンスに長けた選手なので、傍にいる斉藤の存在は頼もしいですね。
ところで試合内容はというと、両チームとも立ち上がりから鬼気迫る勢いの攻防でした。
前半は中盤を中心にしてボールの奪い合いが繰り広げられましたが、両チームとも一度ずつくらいのチャンスを演出しました。
うちのチームは中島祐希が、新加入のナジソンからのパスを受けてシュートを打つという場面がありましたが、これは相手GKの好セーブにあって得点には至らず。
向こうも柏木のシュートやら、色々ありましたが、仙台の大魔神!林の闘志むき出しのプレーの前では歯が立たずに終わりました。
試合が動いたのは後半でした。
広島が仙台ゴール前でボールをまわしながら攻撃を仕掛けていたとき、寿人にパスが出ました。
あー、危ない!
と思ったのも束の間、気づいたときには、寿人が難なくボールをゴールに流し込み、得点してしまっていました。
さすが、一瞬の判断ミスを得点に結びつける決定力は代表なだけあります。
しかし仙台も指をくわえて負けるのを待っているわけではありません。
コーナーキックからの場面で、ゴール前でこぼれてきたボールに、菅井がすかさず走りこんでゴールに蹴りこみます。
これが同点ゴールとなりました。
菅井はつい最近まで全治三ヶ月の鎖骨骨折で戦列を離れていました。
この広島戦が復帰第一戦目だったのにも関わらず、恐れや躊躇いをまったく見せない大胆かつ俊敏なプレーを見せてくれました。
ほんとうに菅井、帰ってきてくれてありがとう!!
このあとも広島、仙台ともに何度かずつチャンスを作りますが、お互いに得点までは至らず、結局勝ち点を分け合うこととなりました。
しかし、広島はやっぱりうまかったですね。
そして体のあたりは強く、最後まで選手たちは走り続けていました。
その中でも寿人のうまさは群を抜いていたように思います。
仙台にいたときよりもさらに、その決定力に磨きがかかり、DFの裏でボールを貰おうとする動きには舌を巻きました。
しかもキャプテンらしくチームを鼓舞する姿や、試合マネジメントの老獪さなどもちょっと垣間見して、成長したんだなあと思いました。
さて、今日の広島戦は、結果こそは引き分けでしたが、内容は決して下を向くようなものではありません。
次はダービーですし、しっかり勝って、確実に上位に追いつかなければなりません。
今日の試合で菅井と岡山が復帰し、そして次は関口も戻ってきます。
もう内容は問わないので、次こそは勝ち点3をもぎ取って昇格までの弾みにしましょう。
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